Neo2.0 (kbdneo nativ)がWindows10/11でうまく作動しないときの対処法

Neo2.0 (kbdneo nativ)をインストールしてkbdneo_win10_install.regをダブルクリックしても、確かに「設定」→「言語」→「ドイツ語」→「オプション」→「キーボードレイアウト追加」で「Deutsch (Neo 2.0 ergonomisch)」は表示されるのですが、実際に追加してみても、タスクバーで表示されるのは「Englisch (Vereinigte Staaten)」もしくはWindowsインストール時に設定した基本言語となります。

結局Neoは打てません。

2つの対処方法があります。

1 Registrierungseditorで直接操作する

  • まずは、Neo2.0 (kbdneo nativ)でダウンロードしたファイルのうち「kbdneo64.zip\kbdneo64\SysWOW64\kbdneo2.dll」という.dllファイルを「C:\Windows\System32」の下にコピー、
  • 「kbdneo64.zip\kbdneo64\System32\kbdneo2.dll」という.dllファイル「C:\Windows\SysWOW64」の下にコピーしておきます。

(本来はkbdneo_win10_install.regというインストーラーで自動でコピーされるはずなのですが、私の場合はコピーされませんでした。うまくコピーされている場合は上書きするか聞かれますのでそのときは上書きをする必要はありません。)

次に、Registrierungseditorを開きます。ウインドウズボタンを押して、regeditを入力してregedit.exeを起動します。

次に「Computer」→「HKEY_CURRENT_USER」→「Keyboard Layout」を選択します。ここでまずはバックアップを取ってください。バックアップのとりかたは「Keyboard Layout」を選択したままで「Datei」→「Exportieren」を選択してregファイルとしてどかこに保存しておきます。これで、この後のプロセスで問題が起きても大丈夫です。

バックアップをとったら次に、以下の内容をテキストプログラム(メモ帳等)で作成してregの拡張子をつけて保存します。

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Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CURRENT_USER\Keyboard Layout]

[HKEY_CURRENT_USER\Keyboard Layout\Preload]
"1"="00000407"
"2"="00000411"

[HKEY_CURRENT_USER\Keyboard Layout\ShowToast]
"Show"=dword:00000001

[HKEY_CURRENT_USER\Keyboard Layout\Substitutes]
"00000407"="b0000407"

[HKEY_CURRENT_USER\Keyboard Layout\Toggle]
"Layout Hotkey"="3"

 

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Registrierungseditor上でKeyboard Layoutをクリックした状態で、「Datei」→「Importieren」を選択し、先ほど作成したregファイルをインポートします。

すると以下のようになっているはずです。

f:id:HerrTomo:20220111001924p:plain

f:id:HerrTomo:20220111001928p:plain

f:id:HerrTomo:20220111001957p:plain

f:id:HerrTomo:20220111002003p:plain

f:id:HerrTomo:20220111002008p:plain

ちなみに

  • 00000407はドイツ語を
  • b0000407はNeoを
  • 00000411は日本語を

意味しています

Neoがドイツ語の下位に位置しているということはsubstituteファイルで規定されています。(上から3つ目の写真)

この設定ができたら、「設定」→「言語」→「ドイツ語」→「オプション」→「キーボードレイアウト追加」からneoを再度設定して、何度か再起動するとタスクバー上でNeoが表示されています。

ちなみにWindows言語設定で英語(イギリス)を選ぶとWindows11上のタスクバー上で常に英語が出てしまい面倒になりました。結局初期化して、最初の言語初期設定でドイツ語を選びなおす必要がありました。気を付けてください。

 

---2022.10.07追記---

公式サイトがwindows11に対応しています。ただしdillファイルは公式サイトにしたがってマニュアルでコピーする必要がありますが、reg.ファイルはそのままダブルクリックすればインストールされます。

---2022.10.07追記(終)---

 

 

2 エミュレータを交互にバッチで起動・終了させる

こちらの方法はまだ試していません。Neoは確かにNativではなくReNeoというエミュレータでも使えます。しかし私は親指シフトもエミュレータで動かしているので、二つのエミュレータがどうしても干渉しあってしまいます。加えて常にReNeoが優先的に適応されるのであれば、Neoの配置に合わせた親指シフトの配列をやまぶきRで設定すればよいのですか、やまぶきRがReNeoより優先されることもあります。

ですので一つの解決方法は、

  • やまぶきを起動、ReNeoを終了
  • やまぶきを終了、ReNeoを起動

という2つのバッチファイル(bat.)を作り、それにそれぞれショートカットをつけるというものです。

これによってショートカットで簡単に親指シフトからNeoへ、そしてその逆ということが可能になるはずです。ただcmpを起動させるため時間がかかってしまうことが予想できます。まずは1の解決法でどうしてもうまくいかないときの苦渋の策でしょう。

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