ドイツで博士号取得までにかかる時間および費用

ドイツで博士号を取得するには、

  • 論文提出
  • 口頭試験
  • 出版

という3つの難関を突破する必要があり、博士論文を出版して初めて博士号を名乗ることをできます。

博士号取得までにかかる期間は合計で4~5年かかると言われており、人文系だと、平均期間は5,1年になります。*1

3つの関門があると書きましたが、最大の難関は博士論文の提出までの道のりです。

分野によっても異なりますが、人文系の場合、200~400ページの論文を書く必要があります。私は本文300ページ、図表を入れると400ページ分書き上げました。

ということで、多くの場合、この論文執筆が最も精神的に大変なパートでしょう。

費用ですが、生活費や授業料に加えて、製本代と出版費用がかかります。授業料は州によって異なりますが、日本の大学に比べると安いものとなっています。

製本代は、論文を製本して数部大学に提出する際に必要となってきます。ページ数によっても変わってきますが、私の場合400ページで4部(1部は自分用、3部は提出用)で270EURかかりました。

そして最もお金のかかるのが出版です。Druckfertigと呼ばれる状態、つまりPDFで印刷すれば本になるという形までフォーマットを自分を整える場合は1000~2000EURほどで済みますが、出版社にフォーマットも整えてもらうとなるともっとかかります。いずれにせよ分野や出版社によって費用はまちまちなので、自分でいろんな出版社に問い合わせるとよいでしょう。

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